2012年7月15日、岡山県動物愛護センターを見学しました。
岡山県内の最終処分場であるこのセンターで、年間4000匹の犬猫が処分されています。
その処分方法は安楽死ではなく、炭酸ガスによる窒息死です。もがき苦しみながら死んでいきます。
保護シェルター運営という活動の中で私たちがいつも可愛がり世話をし、里親探しをしている、その犬猫達がどういう場所から来ているのか・・・
その収容現場に足を踏み入れ、ガス処分機を目の当たりにしました。
泣き出さずにはいられないような光景の中で、あらためて保護活動をしている意味を胸に刻み、決意を新たにした日でした。
岡山県動物愛護センターの概要
2年の建設期間を経て平成17年に運用開始。
場所: 岡山市御津伊田2750
敷地面積: 8ヘクタール
総事業費: 約25億円
動物愛護センターの業務
(1)犬・ねこの引取り業務
(2)野犬等の捕獲収容等・・県下を9地区に分け、計画的に野犬等の捕獲収容、苦情処理を行っている
(3)動物愛護・・・処分される犬ねこの譲渡、しつけ方教室、ふれあい教室、適正飼養講習会
※犬猫の回収・収容・飼育・処分を行うのは委託業者
平成23年度の犬ねこ処分頭数(岡山市・倉敷市を除く県下)
犬・・・558頭(うち持込み 315頭)
ねこ・・・1046匹(うち持込み 905匹)
見学は以下の主要3棟
------------------------------------------------
【管理棟】
管理業務をする事務室や会議室のほか、
収容された犬や猫を検査したり、治療・処置する部屋など
【愛護棟】
譲渡対象の犬猫を飼育している建物
【保護棟】
迷い犬猫、持込み犬猫が収容されている建物
ガス処分機と焼却炉も同じ建物内にある
見学は事前に愛護センターに連絡すれば一般の方でも可能です。