寒さが少し落ち着いた2月25日、今年もわんぱーく「卒業にゃんこ」の同窓会を開催しました。
参加は里親さんが代理出席です!
里親さんとボランティア合わせて20名を越える「ねこ好き」が集う中、最初に茶本代表から里親さんへの感謝の想いと殺処分の現状をお伝えし、更に、参加した9匹のにゃんこが里親さんに出逢うまでのエピソードをお話ししました。
どの出逢いにも、ドラマと感動があります。
なかなか里親さんが決まらなかった仔に、ひとめぼれで引き取りを即決された里親さん。
過去にトライアルしたものの馴染めずに戻された仔が、会った瞬間からべったりな関係になる出逢い。
いぬ派だったにも関わらず、障害を持った2匹を迎えてくれたお父さんお母さんとの出逢い。
白血病、エイズ、多頭飼育の崩壊・・・
話を聞きながら「不思議な縁」「赤い糸」を感じずにはいられませんでした。
続いては、パーム動物病院 松本院長による「猫から人に伝染する動物由来感染症」について講演いただきました。
今年の一月にねこからの感染症で人が死亡するというニュースがありました。これには、ねこを飼っている人は少なからずショックを受けたのではないでしょうか。
また、妊娠中は感染症にかかるからねこに接触しないほうがいいとか、砂場遊びはねこの糞から回虫が感染する・・・といった情報を耳にすることもあります。
こういったことに対して、何を注意しなければいけないのか、何に対して過度に反応する必要はないのかといったことを、わかりやすくお話いただき、質問に対しても丁寧に説明をしてもらうことで、不要な不安を取り除くことができました。
プログラムの最後は、愛猫の写真を見ながら、にゃんこの日常をおひとりずつお話ししていただきました。
そこには、微笑ましい日常があり家族の笑いがありました。
どの仔もたっぷりの愛情を受けてぷっくぷくです。
ひとつ何かの歯車が違っていたら出逢わなかった保護ねこと里親さんの関係ですが、話をする里親さんの笑顔を拝見して、運命の出逢いで幸せにしてもらっているのは私たちですね・・・と、改めて感じた時間でした。
記 三島 久美子