4月30日(月・振休)岡山県動物愛護センターで開催した「第3回 わんわん倶楽部」の様子についてご報告いたします。
わんわん倶楽部とは、わんぱーくをめでたく卒業したワンちゃんや、彼・彼女らをあたたかく迎えてくださった里親さんご家族(と、ボランティアスタッフたち)が、年に一度、一堂に会する同窓会です。3度目の開催となる今年は、予定していた3月21日が雨天のため延期となったため、ゴールデンウィーク前半の4月30日に開催することとなりました。予定が変わってしまい、残念ながらお越しいただけなかったワンちゃん・里親さんご家族もいらっしゃっいましたが、ぜひまたの機会にワンちゃん・里親さんご家族の笑顔を拝見したいと、ボランティア一同願っております。
当日は天気予報で降水確率0%。ヒバリが高らかに歌う青空のもと、さわやかなイベント日和…のはずが、午前中にまさかの雨。(ひょっとするとボランティアのうちに雨男・雨女がいるのかもしれません)グラウンドの状態などすこし心配になりましたが、雨量もさほどではなく、また午前中のプログラムは愛護センター館内での「同行避難講習会」だったこともあり、まったく影響はありませんでした。
(詳しくは3月21日に行われた講習会の活動報告をご覧ください:リンク)講習会の間、あばれたり吠えたりするワンちゃんがおらず、すこし構えていた私たちボランティアは「良い意味で」予想を裏切られました。これは里親さんご家族とワンちゃんが築いた信頼関係の賜物だろうと思います。
そして午後、受付開始よりもはやく、ぞくぞくと集まる犬、人、犬、人。今回は、里親さんご家族53組116名と60頭もの卒業犬が参加していただける大イベントとなりました。これもひとえにワンちゃんたちをご家族に迎えてくださった里親のみなさまのおかげだと思います。みなさま本当にありがとうございます。
13:00 代表 茶本からのご挨拶につづき、ご参加いただいたみなさまに、ステージにあがっていただいての自己紹介からイベントはスタートしました。この「同窓会」ではご家族に迎えていただいたワンちゃんとともに産まれ、一緒に過ごしてきた「兄弟・姉妹犬」との再開を楽しみにお越しいただいた方も多く、このような、ずっとつづく「ご縁」は、わたしたちの行ってきたような保護・譲渡活動ならではのものであるとのお声をいただき、ボランティアスタッフ一同、今後の活動への意欲を新たにすることができました。また、来ていた卒業犬が、わんぱーくにいた当時、お世話をしてもらっていたボランティアに再会し歓喜する姿を見ていると、同じボランティアとしてとてもほほえましく幸せで、ワンちゃんのお世話を続けていく意味を再認識することができました。
さて、皆さまの個性あふれる自己紹介のあと、愛護財団インストラクター猶原さんにふたたびご登場いただきました。ワンちゃんと上手に暮らしていくための「お悩み」や「お困りごと」へのアドバイスをいただいたり、実際にワンちゃんのリードをひいてのデモンストレーションも見せていただき、犬のトレーニングについてインストラクターさんのワンちゃんへの接し方・考え方を直接みられる貴重な機会となりました。
このころには超がつくほどの晴天と、午前中の雨の湿気、そして116名+60頭の熱気で、会場はかなりの暑さになっており、みなさま日陰に移動していただき、ここで少しの休憩&水分補給タイムをはさみました。
休憩後はお楽しみのゲームの時間です。暑さ対策として、スタート&待機地点を日陰に移動し、まずはワンちゃんと里親さんが協力して走る「ボール運びリレー」のスタートです。里親さんが片手にワンちゃんのリード、そしてもう片方の手には、散歩の時にアレをナニするのによく使うスコップにテニスボールを乗せ、落とさないように走るというゲーム。ワンちゃんの性格は様々なので、このたくさんの人・犬のなかでも普通に走れる子もいれば、中には気後れして走れず、しかたなく飼い主さんがおんぶして走るという子もいました(みたところ14~5kgはあったと思います!)。
次にボランティアスタッフたちが考えた、わんぱーくとその活動に関する○☓クイズ。岡山県の殺処分数の状況に関するものからボランティアスタッフの男子率・漫画家率(?)といったものまで、バラエティにとんだ問題を出題させていただきました。
そしてゲームのあとは、116名+60頭、一同にステージに集まっていただいての集合写真撮影。あらためて犬、人、犬、人。もう、ステージにおさまりきらないほどの人数・頭数でしたが、これだけのたくさんの笑顔が生まれたということは、ほんとうに素晴らしいことだと感じました。そして、わんぱーくとして、これからもこの数をどんどん増やしていけるよう、活動を続けて行こうとあらためて思いました。
最後になりましたが、今回の「わんわん倶楽部」にご参加いただいた、里親さんご家族のみなさま、残念ながら参加できなかった里親さんご家族のみなさま、また、日々私たちわんぱーくの活動を支えてくださっているみなさま、会場をお貸しいただきご協力くださった愛護センター・愛護財団のみなさま、このような素晴らしいイベントを開催できたのも、みなさまのおかげだと感謝の思いでいっぱいです。みなさま本当にありがとうございます。
反省点もいくつかございました。それは教訓として今後の活動に残らず活かし、また次回この会が開催できる機会には、安心して里親さんご家族に楽しんでいただけるよう、内容や安全面にいっそう配慮をしていくことをボランティアスタッフ全員で再確認して誓います。
みなさまには今後ともお力添えのほど、何卒よろしくお願いいたします。
(感謝)
イベント運営に協力・後押ししていただいた、またこのイベントの間も犬猫のお世話をがんばってくださっていたボランティア各位、みなさま、ありがとうございました。
記 吉田 照明