「命の授業」in県立大学デザイン学部

 2019. 12.16月曜日  県立大学デザイン学部 柴田教授の「デザイナーの為の文章表現、キャッチコピーを創る」のお時間をお借りして茶本代表が「命の授業」をさせて頂きました。

 

 参加学生は65名。コンテンツは「動物愛護」をテーマにポスターを作成するというもので 事前にわんぱーくの会報誌を配布し、合わせてHPに目を通して頂くようにお願いをしました。

 

 学生たちは犬猫という一番身近な存在についての講演を楽しみにしていてくれたようで、通常は遅刻が多いとお聞きしていたのに なんとこの日は遅刻が1人だけという教授もビックリするほどの関心の高さ。

 

 話は(犬猫は好きですか?)(お家で飼っている人は?)(保護犬猫を飼っている人は?)など実情のリサーチから始まり、ついで岡山の動物行政について具体的な数字をあげ、殺処分数減少の裏に隠れている(遺棄)という犯罪について説明。

 茶本代表は通路を歩きながら淡々と しかし熱く語りかけていきます。そして「もし犬猫を家族に迎えようと思ったらペットショップからではなく保護犬猫を考えて欲しい」「飼ったら責任を持って不妊手術をして最後まで大事にしてあげて」 また不妊手術をしない一組のオスメスからは1年でどれくらい増えるのかを、ねずみ算を例に話します。

 

 途中シェルター設立時のわんぱーくを取りあげたニュースや5分程度のアニメ「ハルの日」のDVDを見てもらった後、茶本代表は「命は買うものではなく救うものです!」とわんぱーくのポリシーを伝えて講演は終了しました。

 

 その後の質疑応答では[保護犬猫の譲渡はどのくらいの期間で決まりますか?][わんぱーくの課題は何ですか?][預かりボランティアは何匹位預かるのですか?][今の岡山の殺処分方法は?][これから作成するポスターにはどんなテーマが良いですか?][わんぱーくはどのような方法でPRをしていますか?][メディアに取り上げられる多頭飼育崩壊は岡山にもありますか?]等々。

 最近の学生は手をあげて質問等しないのでは?と考えていただけに、これまた嬉しい誤算。展示させて頂いたポスターの撤収中にも[ボランティアに参加するにはどうしたらいいですか?][近所の空き家に猫が住み着いて子猫が生まれているようだがどうしたらいいですか?]等々、本当に熱心に聞いてもらえて代表も感激していました。

 

 柴田教授からは「現実を知ることができて良かった」「先生の熱意に感動した」「自分が出来ることは何かを考えて行動したい。まずは人々の心に残るポスターを作成したい」などの感想が生徒から寄せられ、今回のポスター作成が動物愛護の啓発活動の一助になればと思っています。とご連絡を頂きました。

 

 若い彼らが今日の話を真剣に受け止め広めていってくれたなら、そしてボランティアにも参加してくれたら… と願わずにはいられません。

 記 西崎しのぶ

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